活動理念

私たちは、生きる場である地域において障がいをもっていたり、生きづらさを感じている人びと(以下「当事者」という。)が「できる/できない」という垣根を越えて自分らしく生きることができるように、一人一人のエンパワメントに寄与することを設立の趣旨とします。

もとよりエンパワメントは「できる/できない」という二分法に基礎づけられた力の意味ではなく、人と人の関係のありかた、出会いの持ち方(共に生きること)の事だと私たちは考えます。

私たちはその関係性の中で、物理的・肉体的・心理的なあらゆる抑圧からくる生きづらさの中で生きる当事者に寄り添い、当事者の「〇〇したい」という主張を尊重し、その主張が最大化するために権利擁護という手段も含め、指標としてあくまでも当事者が自分自身の問題を変革していく主体であるという認識に立って共に歩いていきたいと思っています。

私たちはこのような共生原理に彩られた地域を創造するとともに、一人一人の当事者が多様性を認め合い、自己実現をめざし社会とつながっていける真のインクルーシブを目指していきたいと思っています。